
いかに早く作れるか。効率化は自分次第
工場員(静岡支店)倉庫・工場部門
2019年入社
現在の仕事内容
お客様からのデータをもとに、板金を加工
私は自動車部品メーカーの板金の作図とプログラムを制作しています。お客様から支給していただいたデータをもとに、外注向けの図面とCAD・CAMを用いたプログラムを作っています。
金属には様々な材質があり、硬度によって加工条件を調整します。大きさによって段取りの変更や加工するマシニングセンターの選択をします。メーカーごとに規格が異なるので間違えないように注意しています。プログラムを作成した後、マシニングセンターで加工します。加工後の板金はラップで梱包し、発送します。
成長を感じたエピソード
2-3日かかった作業を、1日に大幅短縮できた時
マシニングセンターを使用し、ハンマー(トンネルの掘削用インサート)を穴加工する仕事です。1度の受注で150個ものハンマーを加工するのですが、サイズが2種類ある上にひとつずつ加工するので、完了まで2-3日かかりました。作業効率改善のため、複数サイズに対応した専用の治具を制作。また、加工中の待ち時間で新たに段取りをするための治具を追加で制作しました。その結果、150個分のハンマーをわずか1日で加工できるようになりました。大幅な作業時間の短縮ができたことに達成感を得られました。
今では、プログラムを作成する際に、加工条件を鑑みて、いかに長時間の加工を短縮できるかを工夫して取り組むようになりました。
やりがいを感じる瞬間
効率化を図るために、自分なりの工夫を考える時
板金のプログラムは、穴加工や輪郭加工などを作成します。板金は様々な形があり、それぞれ加工する内容が異なります。繁忙期にはプログラム作成に時間がかかり、加工作業が滞ってしまうこともありました。
形や加工内容が類似している板金があることに着目し、既存の類似品のプログラムを応用することで、プログラム作成時間の短縮を実現しました。自分の工夫次第で効率化できることにやりがいを感じます。
これから挑戦したいことや目標
どんな経験も、知識とアイデアの種にしていく
様々な形状加工をして工具の特徴を把握し、スムーズにプログラムを作れるようになることです。自動車部品メーカーの鍛造型のプログラムを作成することがあるのですが、内容は具体的に、形状部の熱処理前の粗取りと熱処理後の仕上げを加工するプログラムの作成です。
図面をもとにモデルを制作します。熱処理後の硬度によって加工条件を変更し、形状部に適した加工工具を選びます。鍛造型の形状部は板金と比べると複雑な形をしているため、設定する項目も多く、プログラムの作成に時間を要します。様々なプログラム作成に挑戦し、その経験から効率的なプログラムを作成できるようになりたいです。