CANopenマネージャースタック

概要

emotas CANopenマネージャースタックは、CANopenマスター/スレーブスタックの拡張版で、CiA302の「Additional Application Layer Functions」仕様に準拠したマネージャー機能が追加されています。

特長

1. CiA301、CiA302-2のCANopenサービスのサポート
2. CiA305レイヤ設定サービス(LSS)サポート
3. CiA4XXデバイスプロファイルをオプションサポート
4. さまざまなCANコントローラーとCPUタイプをサポート
5. わかりやすいユーザーインターフェース
6. リソースの拡張や構成が可能

追加機能

Boot Manager(CiA302-2)

ブートマネージャーは、CiA302で定義されているCANopenネットワークのブートアップ動作をインプリメントしています。すべてのデバイス（必須/Mandatory NMTスレーブ、オプショナル/Optional NMTスレーブ）をデバイスタイプ（Device Type: 0x1000)とIDデータ（Identity Data:0x1018)でチェックを行い、その情報をアプリケーションに通知するように設定できます。

Configuration Manager (CiA302-3)

コンフィグレーションマネージャーはデバイスが期待通りに設定されているかをチェックし、設定されていない場合に、設定プロセスを自動的に開始できます。設定内容はDCFファイル、またはConcise-DCFファイルから読み込まれます。

CiA301に定義されているCANopenマスターサービスはすべて含まれています。CANopenマネージャースタックは主にCANopenのスレーブの数やタイプがあらかじめ決まっていない動的なCANopenネットワークを構築するときに使用します。

また、冗長ネットワーク(CiA302-6)、マルチレベルネットワーキング（CiA302-7）の拡張モジュールをオプションとして使用できます。

emotas CANopenスタックの各バージョンによるサポート機能の違いは、メーカーWEBサイトに記載があります。
https://www.emotas.de/en/news-articles/canopen-features

システム要求条件など

本製品をご利用になる場合、ANSI-Cコンパイラーが必要です。

また、CANopenスタックとCANドライバーは別製品になります。
CANドライバーはCANコントローラー、CPUタイプにより異なります。

現在のサポート状況はメーカーWEBサイトに記載があります。

https://www.emotas.de/en/news-articles/supported-controllers

最新の対応状況や、お客様お使いのCANコントローラーの対応状況などは、弊社までお問合せください。

ライセンス形態

本製品は、ソースコード製品で、お客様の使用範囲で次のライセンス形態からお選びいただきます。

プロジェクトライセンス

プロジェクトライセンスは、1ハードウェア、1製品に対して適応されるライセンスです。

サイトライセンス

サイトライセンスは開発サイトに適応されるライセンスで、複数製品、複数ハードウェアにスタックを使用できます。

製品内容

製品内容はライセンス形態によって異なります。

• CANopenマネージャースタック

• CANドライバー

• サンプルアプリケーション

• ユーザーマニュアル

• リファレンスマニュアル

• CANopen DeviceDesigner（プロジェクトライセンス：ライセンスファイルによるシングルライセンス）

• CANopen DeviceDesigner（サイトライセンス：USBドングルによるフローティングライセンス）

• 6か月間のメンテナンス＆サポートサービス（プロジェクトライセンス）

• 2年間のメンテナンス＆サポートサービス（サイトライセンス）

  
  

ご注意：メンテナンス＆サポートサービスはオプションにて延長可能です。

品番

5004-12-P

CANopenマネージャースタック（シングルライン）
プロジェクトライセンス

5004-12

CANopenマネージャースタック（シングルライン）
サイトライセンス

5004-17-ML-P

CANopenmマネージャースタック（マルチライン）
プロジェクトライセンス

5004-17-ML

CANopenマネージャースタック（マルチライン）
サイトライセンス

適応分野