Ixxat CANnector

概要

Ixxat CANnectorは、複数のコミュニケーションインターフェイスを搭載したDINレールにマウント可能なプラットフォームです。
複数のバスシステムを使ったデータロギングやゲートウェイといったアプリケーションを1台のデバイスで実現できる統合型デバイスです。

すべてのアプリケーションはデバイス上で実行します。PCを接続して、デバイスの設定、ロギングしたデータの視覚化などを行います。

デバイスの設定はIxxat ACT(Advanced Configuration Tool)というWindowsベースで、ドラッグ&ドロップで設定する使いやすいツールをご用意しています。
Ixxat ACTは有償バージョン（Lite/Standard)と無償バージョン（Freeware）があります。Ixxat CANnectorのほとんどのアプリケーションはFreewareで実現可能です。

Ixxat ACTはメーカーWEBサイトよりダウンロード可能です。
https://www.hms-networks.com/p/1-01-0091-00110-ixxat-cannector-le?tab=tab-support

特長

1. 高速CAN最大8チャンネルサポート（CANFDはそのうち最大4チャンネル）
2. データロギング用、CAN Listen Only（CAN RX)サポート
3. フレーム遅延、数マイクロ秒（ゲートウェイアプリケーション）
4. Switch-on CAN（CAN通信または定義されたメッセージによるセルフスイッチオン）
5. 最大4KVの電気的絶縁
6. Ixxat CAN@net NTプロトコルとの互換性（イーサーネットゲートウェイ）
7. 産業イーサーネットサポート（EtherCAT)オプション
8. DINレールマウント可能

テクニカルデータ

寸法（L×W×H)	196×113×43mm
保護等級	IP40
重量	およそ790g
動作温度範囲	-40℃ ～ +80℃
供給電源	6 ～ 36V DC
消費電力	およそ420mA（供給電圧12V時） スリープモード<2mA
ハウジング	アルミニウム、ステンレス、スチール
湿度	10 ～ 95%(結露しないこと）
ホストシステム	Power PC、256 MバイトRAM、256Mバイトフラッシュ
イーサーネット	10/100 MBit / s、RJ45
USB	2.0高速デバイス、USB-B 2.0高速デバイス、USB-A
CANFDトランシーバー	Microchip社製 MCP2562FD
CAN RX Only	ハードウェア切り替え可能
高速CANトランシーバー	Texas Instruments社製 SN65HVD251
CANバス終端抵抗	高速CAN/CAN-FD：ともになし
LINトランシーバー	NXP社製 TJA1020

製品内容

• Ixxat CANnector本体

• イーサーネットケーブル

• USBケーブル

• ハードウェアマニュアル

• ゲートウェイのランタイムライセンス

(電源ケーブルは付属していません)

品番

1.01.0091.01000

Ixxat CANnector Log

1.01.0091.02000

Ixxat CANnector Range

1.01.0091.03000

Ixxat CANnector Bridge

1.01.0091.00000

Ixxat CANnector S

1.01.0091.00010

Ixxat CANnector L

1.01.0091.00100

Ixxat CANnector S with EtherCAT

1.01.0091.00110

Ixxat CANnector L with EtherCAT

各製品の違いは、資料“オーダー番号と機能比較”をご覧ください。

オプション製品

適応分野

関連資料

• Ixxat CANnectorフライヤー
• オーダー番号と機能比較